03-6809-4515

〒106-0045 東京都港区麻布十番2-3-8 OTM4階

連休明けに「なんだかつらい…」それ、“五月病”かもしれません

新年度が始まり、入学・就職・異動・引っ越しなど、大きな変化を乗り越えてきた4月。
ようやくゴールデンウィークで一息ついたあとに、

  • 朝起きるのがつらい
  • 仕事や学校に行きたくない
  • なんとなく気分が重い
  • やる気が出ない
  • 疲れが抜けない

そんな状態になっていませんか?

それは「甘え」ではなく、心と体が環境の変化に疲れているサインかもしれません。


目次

目次

  1. 五月病とは?
  2. なぜゴールデンウィーク後に起こりやすいの?
  3. 五月病でみられやすい症状
  4. 完璧主義の人ほど注意が必要
  5. 自分でできるセルフケア
  6. 受診を考えたほうがよいサイン
  7. まとめ
  8. 参考文献・引用論文

五月病とは?

「五月病」は正式な病名ではありませんが、新生活によるストレスや疲労が積み重なり、5月頃に心身の不調として現れる状態を指します。

特に4月は、

  • 新しい人間関係
  • 新しい環境
  • 新しい役割
  • 緊張の続く生活

など、“頑張り続ける状態”になりやすい時期です。

そこへゴールデンウィークの休暇が入ることで、張っていた糸がふっと緩み、不調として表面化することがあります。


なぜゴールデンウィーク後に起こりやすいの?

人は環境の変化に適応するとき、知らないうちに大きなエネルギーを使っています。

4月中は「頑張らなきゃ」と気を張っていても、休みが入ることで緊張が切れ、

  • 強い疲労感
  • 無気力
  • 不安感
  • 睡眠の乱れ

などが出やすくなるのです。

また、「新しい環境でうまくやらなければ」と無理をしていた人ほど、反動が出やすい傾向があります。


五月病でみられやすい症状

五月病では、こころと身体の両方に症状が出ることがあります。

こころの症状

  • やる気が出ない
  • 気分が落ち込む
  • イライラしやすい
  • 集中できない
  • 何をしても楽しく感じない

身体の症状

  • 朝起きられない
  • 眠れない、または寝すぎる
  • 食欲低下
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 倦怠感
  • 胃腸の不調

「気持ちの問題」だけではなく、自律神経の乱れとして身体症状が出ることも少なくありません。


完璧主義の人ほど注意が必要

五月病は、真面目で責任感が強い人ほど起こりやすいと言われています。

  • 失敗したくない
  • 周囲に迷惑をかけたくない
  • ちゃんとやらなきゃ
  • 弱音を吐けない

そうやって頑張り続けているうちに、心がエネルギー切れを起こしてしまうのです。

特に「まだ頑張れる」と無理を重ねると、不調が長引いてしまうことがあります。


自分でできるセルフケア

五月病のときは、“頑張って治そう”としすぎないことも大切です。

まずは生活リズムを整える

  • 朝にカーテンを開ける
  • 朝食を軽くでも食べる
  • 夜更かしを減らす

こうした小さな習慣が、自律神経を整える助けになります。

「休むこと」を許可する

疲れているときに必要なのは、気合いではなく休息です。

「今は回復期なんだ」と考え、少しペースを落としてみましょう。

誰かに話す

信頼できる人に気持ちを話すだけでも、心の負担は軽くなります。

言葉にできない場合は、

  • 日記を書く
  • メモに感情を書く
  • 音楽を聴く

などでも構いません。

軽い運動を取り入れる

散歩やストレッチなど、軽い運動は気分改善に役立つことがあります。


受診を考えたほうがよいサイン

以下のような状態が続く場合は、一度心療内科や精神科へ相談することも大切です。

  • 2週間以上つらさが続いている
  • 仕事や学校に行けない
  • 食事や睡眠が大きく乱れている
  • 涙が止まらない
  • 「消えてしまいたい」と感じる

早めに相談することで、症状が深くなる前にサポートを受けられる場合があります。


まとめ

五月病は、「頑張ってきた人」に起こりやすい心と身体の疲労反応です。

環境の変化に適応することは、それだけで大きなエネルギーを使います。

今つらいと感じているなら、まずは
「自分はちゃんと頑張ってきたんだな」
と認めてあげてください。

無理に元気になろうとせず、少しずつ、自分のペースを取り戻していきましょう。


参考文献・引用論文

  • American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition (DSM-5).
  • Lazarus RS, Folkman S. Stress, Appraisal, and Coping. Springer Publishing.
  • Selye H. The Stress of Life. McGraw-Hill.
  • Otsuka Y, et al. Job strain, coping, and depressive symptoms among Japanese workers. Journal of Occupational Health.
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次