関東では、梅雨が明けましたね。毎日暑い日々が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
五月病はよく耳にしますが、少し症状が異なる六月病、七月病はご存じでしょうか。六月は祝日がなく、ゴールデンウィークが終わった後は、7月の後半までまとまったお休みが取れない方が多いですよね。
4月の新年度は、気が張っていて、過緊張でがんばってきていた方たちが多く、5月のゴールデンウィークを楽しみに、そしてそのGW明けにはぐったり、というのがいわゆる五月病です。五月病はなかったのに、梅雨、激しい気温の変化などで、6月、7月に入って体調を崩される方が増えています。その背景を説明していきます。
①環境変化が落ち着いて、疲れやストレスがたまりはじめる時期が6月、7月
4月の緊張がとれて、5月にまとまったお休みの後、5月→6月→7月と、徐々にストレスがたまっていきます。そして、この過酷な暑さ…エアコンの効いた室内気温と、屋外気温を出たり入ったりしていると、体温調節がコントロール困難になり、自律神経に影響を及ぼします。
不眠、意欲低下などが最初にでてくる症状である方が多いです。
②二か月間まとまった休みがない
5月連休後は次の祝日は7月後半までなく、その中で自分で気づかぬうちに疲れがたまっていきます。
③梅雨に入って外出をしなくなり、自宅にこもってしまう
雨のせいで、外出しての気分転換が困難になり、ストレス蓄積のリスクがあがっていきます。
一番大切なことは「休めるときにしっかり休むこと」です。
【六月病・七月病の予防対策】
何より「疲れ・ストレスをためない」休めるときにしっかり休養をすること。
また、梅雨対策で「雨でもできる気分転換等の確保」をしましょう。できるだけ、屋内でも体を動かせるような気分転換をおすすめします。例えば、特別な準備が不要なヨガ・ストレッチなどもよさそうですね。
そして、祝日がない対策として、「有給休暇の取得」も一案です。何か大きなイベントを予定する必要はなく、「何もしないをする」日を作ってみてください。お出かけや旅行だけでなく、単に「お休みするため」の有給休暇の消費は、疲れをためないために必要なのです。
【それでも六月病・七月病になってしまった場合】
対策していても、不調を感じてしまった場合、迷わず専門家のアドバイスを。
「周りに勧められて」受診しよう、という時はすでに進行している場合が多いです。
不調時は早目にお休みをいれることで対処し、症状が続く場合は早い段階で迷わずに受診が望まれます。