私たちの気分・睡眠・ストレス耐性に深く関わる「セロトニン」。
セロトニンは脳内で作られる神経伝達物質ですが、その材料となる栄養素は食事から摂る必要があります。
Azabu Juban Clinic(麻布十番クリニック)には、
「疲れやすい」「気分の波が大きい」「不安が強い」「寝つきが悪い」
といったご相談が多く寄せられますが、こうした不調の背景に 栄養不足や偏った食事 が関係しているケースは少なくありません。
今回は、メンタルを安定させる“セロトニン食” をわかりやすく解説します。
■ セロトニンはどのように作られる?
セロトニンの生成には、以下の栄養素が不可欠です。
- トリプトファン(必須アミノ酸)
- ビタミンB6(変換を助ける)
- 鉄・葉酸(材料を運ぶ・エネルギー生成を助ける)
特に日本人女性に多い 鉄欠乏 は、セロトニン合成を妨げ、
・気分の落ち込み
・集中力の低下
・疲れやすさ
・睡眠の質の低下
につながることがあります。
■ セロトニンを増やす食材
① トリプトファンが豊富(セロトニンの材料)
- 大豆製品(納豆、豆腐、味噌、きな粉、豆乳)
- 卵
- チーズ・ヨーグルト
- 鶏むね肉、赤身肉
- まぐろ、かつお
- そば
- ナッツ
- バナナ
② ビタミンB6(セロトニンへの変換を助ける)
- まぐろ、かつお
- 鶏肉
- 玄米
- バナナ
- さつまいも
- ほうれん草
③ 鉄(不足すると気分が不安定になりやすい)
- レバー
- あさり
- 赤身肉
- 小松菜、ほうれん草
- 大豆製品
鉄不足があると、薬だけでは改善しにくい“だるさ・落ち込み”が続くこともあります。
④ 腸内環境を整える食品(腸は第二の脳)
セロトニンの 90%以上は腸で作られる とされます。
- 発酵食品(味噌、ヨーグルト、キムチ、ぬか漬け)
- 食物繊維(野菜、海藻、きのこ、オートミール)
- 乳酸菌
腸内環境が整うと、ストレスに強くなり、睡眠の質も改善しやすくなります。
■ 忙しい方でもできる「簡単セロトニン献立」
● 朝
- バナナ
- ヨーグルト
- ゆで卵
- 納豆ごはん
● 昼
- そば
- ほうれん草のおひたし
- 豆腐の味噌汁
● 夜
- 鶏むね肉のソテー
- 野菜サラダ
- さつまいも
- キムチ or 味噌汁
忙しい患者さんには、このような「組み合わせるだけのセロトニン食」が続けやすくおすすめです。
■ Azabu Juban Clinic(麻布十番クリニック)からのメッセージ
メンタル不調の背景には、
睡眠・食事・生活リズム・ホルモンバランス・ストレス・栄養不足
など、複数の要因がかかわります。
当院では、薬物療法だけでなく、
- 栄養学的アプローチ
- 睡眠指導
- カウンセリング
- 検査結果にもとづく治療
を組み合わせて、総合的なサポートを行なっています。
「食べるもののせいで気分が不安定なのかもしれない」
「鉄不足や栄養の問題が気になる」
「薬だけに頼りたくない」
という方は、ぜひご相談ください。


